不信なメールが届いたらどうする!?迷惑メールの実例と対策

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パソコンやスマートフォンで触れる機会の多いメール。
しかし、そんなメールにこんな違和感を覚えたことはありませんか?

  • 送信者に心当たりがない
  • 日本語が不自然な内容
  • 謎の添付ファイルやURLの記載

きっと「あるある」と思った方もいらっしゃいますよね。
このようなメールのことを迷惑メールと言います。

ここでは、迷惑メールの対策について実例も交えつつ説明していきたいと思います。

実例

  • なりすましメールの一例です。
  • ログインを案内するメールの一例です。

対策

送り元(ドメイン)を確認する

メールには「誰から送られてきたか」が分かるように、送り元のメールアドレスが記載されています。
そのアドレスの「@(アットマーク)」以降を「ドメイン」と呼びます。
>例:example@trilend.co.jp の「trilend.co.jp」の部分。

なりすましメールの場合には、本物の企業やサービス名に似せた偽物のドメイン名を使っているパターンが多いです。
正①:example@amazon.co.jp
偽①:example@amazom.co.jp

正②:example@rakuten.co.jp
偽②:example@rakutenservice.tokyo
※偽のアドレスは、いずれも当記事に記載するために創作したアドレスです。

その為、怪しいメールを受け取った際には、偽物のドメイン名になっていないかを確かめるのも有効です。
※普段送られてくるような内容やメールアドレスだったとしても、安易に信用せず、必ず確認しましょう。

最強の防護策!「開かない」

迷惑メールの中には、開封するだけでウイルスに感染してしまう悪質なものも確認されています。
その為、送信者に心当たりがない場合は、開かずに削除するのが賢明です。
また、とても重要なことですが、添付ファイルや文中のURLは絶対に開かないようにしましょう。
開封だけで感染するケースは比較的少なくなってきていますが、添付ファイルを開くことで感染してしまうケースはまだまだ多く確認されています。
更に、文中のURLから遷移した偽のログインページでユーザー名やパスワードを入力し、情報が流出したケースも非常に多いです。
繰り返しになりますが、添付ファイルや文中のURLは絶対に開かないようにしましょう。
(「今後の配信が不要な場合はこちら」などもクリックしないようにしましょう。)

文中のURLの内容確認が必要な場合は

どうしても文中のURLの内容を確認したい場合、先にご説明の通り直接開くことは避けたほうが安全です。
そのような場合には、URLのチェックサービスなどを活用してみてください。
https://securl.nu/

文中のURLが埋め込まれている文字の上で右クリック>「リンクのアドレスをコピー」をし、URLチェッカーにて確認をすることができます。
上記のようなサービスを活用し、できる限り直接開くことは避けたほうが良いでしょう。

アクセス or 感染してしまった場合には

送り主も手を変え品を変えクリックさせようと必死です。

こちらの操作ミスなども含め、誤ってリンクを開いてしまったり、パスワードなどの情報を盗まれてしまう可能性は存在します。

そこで重要な対策として、セキュリティソフトを導入しておくことを忘れずに実施しましょう。
ウイルスへの感染防止や、感染後のウイルス除去などに効果を発揮します。
有名どころを挙げておきますので、未導入の場合は参考にしてみてください。

  • マカフィー
  • eset
  • ノートン
  • ウイルスバスター

また、パスワードを入力してしまった場合にはすぐに情報の変更を、クレジットカード番号を入力してしまった場合にはカード会社に連絡をしましょう。
クレジットカードの不正利用の場合、保障してくれるケースがあります。
(不正利用から60日間のみ保障、など制限がある場合があります。お使いのカード会社の規約などをご確認ください。)

また、状況に応じた相談先として “警察” も忘れずに。

Outlookでの迷惑メールフィルター手順

世の中には様々なメールソフト(メーラー)があります。
ここではPCでよく使われている、Outlookでの迷惑メール防止機能(※)をご紹介いたします。
※迷惑メールを自動除去(フィルター)してくれる機能

  1. メニューバーの[ホーム]タブの右側の赤枠内のボタンをクリックする(リボンを切り替える)
    リボンを切り替える手順画像
  2. [迷惑メール]を選択します。
    迷惑メールを選択する手順画像
  3. [迷惑メールのオプション(O)...]を選択します。
    迷惑メールのオプションをクリックする手順画像
  4. [迷惑メールのオプション]ダイアログが表示されるので、[オプション]タブを選択します。
    手順画像
  5. 迷惑メールの処理レベルを選択します。
    手順画像
    補足
    「処理レベル」は任意のものをご選択ください。

    自動処理なし

    この設定では迷惑メールフィルターの自動適用がオフになりますが、メッセージは[受信拒否リスト]に記載されたドメイン名と電子メールアドレスを使用して引き続き評価されます。

    注:迷惑メールフィルターを無効にする場合は、迷惑メールフィルターの一覧から名前を削除することも必要です。

    受信する迷惑メールメッセージの数が少ない場合、または明らかな迷惑メッセージのみにフィルターを適用する場合は、このオプションを選択します。

    大量の迷惑メールメッセージを受信するが、セーフリストに記載されている送信者からのメッセージについては表示を制限しない場合は、このオプションを選択します。

    [迷惑メール]フォルダーをチェックして、必要なメッセージが誤って移動されていないか確認することをお勧めします。

    セーフリストのみ

    これは最も制限の厳しいオプションです。

    セーフ送信者リストの他のユーザーからのメッセージではないメッセージ、またはセーフの宛先リストの宛先ではないメッセージは、迷惑メールとして分類されます。

  6. [OK]ボタンを選択します。
    手順画像
補足

重要なメッセージを見逃さないように、迷惑メールと認識された電子メール メッセージを定期的に見直すことをお勧めします。

Outlookでの迷惑メールブロック手順

先ほどは迷惑メールを自動的に除去してくれるフィルター機能をご紹介しましたが、それでも届いてしまうのが迷惑メール。
そこで、一度届いた迷惑メールを次回から届かないようにする方法を続けてご紹介します。


拒否をしたい送信者のメッセージを右クリックし、[迷惑メール] の [受信拒否リスト] をクリックします。
受信拒否リストの手順画像
登録した電子メール アドレスから自分の電子メール アカウント宛てにメッセージが送信された場合、す以上の操作で、受信拒否リストに登録した送信者からメールが届いた場合は、自動で [迷惑メール] フォルダーまたは[エンドユーザー検疫]に移動してくれます。

補足

差出人の拒否を解除する場合、迷惑メール フィルターを使って、表示されるメッセージを変更します。

最後に

ビジネスでもプライベートでも日常生活に欠かせないツールとなったメール。
便利だからこそ、自己防衛しつつ更に安全にご利用いただければと思います。
※今回はメールに特化してご説明いたしましたが、SMSでも同様の対策を行えます。

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